製品記録 格安金メッキジャック COMON 63M-CL

パーツ

こんにちは。皆さんの人柱、ぷらむです。

本日の人柱レビューはCOMONという中華メーカーの金メッキモノラルジャックです。

楽天でも結構レビューは良かったので買ってみた次第です。

結果はTwitterで真っ先に言いましたが、多分ブログよりTwitterに書いている方が早いので、そういうのが気になる方はフォローとかしてみてください。

それで肝心の、物はどうなんだ、という話です。

金メッキジャックと言えば摩耗耐性が重要です。

ただでさえ柔らかい金属なので、メッキをケチると直ぐに下地の真鍮が出てきます。

そんなわけで早速摩耗耐性を調べるべく、ジャックを抜き差ししてみました。

結果から言うと、ものの30回程度の抜き差しで下地が見えてしまいましたね。。

画像だと分かりにくいですが、プラグと触れる部分がかなり削れています。

200円程なので実用的であれば採用しようかと思いましたが、これでは使えません。

それはそれとして、かなり驚いたんですが、なんとナットがガバガバなジャックがありました。締めても固定出来ない上に、ガチャガチャやったら余裕で取れます。

流石に中華とはいえこの精度は酷いですね。珍しいまであります。

安くて金メッキというのは魅力的ですが、お勧めは出来ない商品でした。

となるとPure toneの1つ2000円近くするジャックぐらいしか選択枝が無いですよね。

Vemuramのような基板実装型の金メッキジャックであればもう少し安そうですが、国内では見ない気がします。

本当にジャック類に関しては困りものです。

話は逸れますが、そもそもニッケルメッキも、電極素材に真鍮を使う事も良くないのです。

市場に出回るジャックは大抵真鍮にニッケルメッキというものですが、ニッケルが酸化すると強力な絶縁体になる事はかなり昔に判明した事です。

スイッチクラフトやノイトリック、日本ならマル信無線等、プラグやジャックのメーカー技術者が認知していない筈はないんですが、なんとも悲しい限りです。酸化ニッケル層による音質劣化は、ギタリストなら生涯の宿敵レベルで悲惨なものですよ。

こまめな手入れを推奨します。

それと酸化ニッケルについては論文も出ているので気になる方は調べてみてください。

PDFリンクを保存していたのですが、いつの間にか無効になっていたんですよね。

高校化学の内容でも履修出来る内容なだけに、由々しき現状です。

そんな現状なのでかなり資金が必要になりますが、適切な金属で作ったジャック、プラグをいつか特注してみたいなと思っていたりします。

そもそもフォンジャックが良くないという前提をぶっ転がすような話もあるのですが、この辺りも要検討ですかね。

市販品と互換を求めない完全な自作派なら、フォンジャックは早めに見限ってしまうことをお勧めします。私も市販品と互換を持たせる時以外は、フォンジャックは使わなくなってしまいました。

ちなみにフォンジャック、フォンプラグというだけあって、大昔に電話回線の接続を手作業で行っていた時代に抜き差ししやすいよう作られた規格です。

交換手の女性が椅子に座ってフォンプラグを抜き差ししている写真を見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな古の規格ですから、ジャックなのに接点不良、ぐらつきを起こしやすいという、お察しの性能です。

一方で、私が依頼でマル信無線のジャックを使っているのは、スイッチクラフトやノイトリックと比較して優れているからという理由があります。

値段ではなく、あくまで性能重視が基本です。

というのも、スイッチクラフトやノイトリックの電極は分厚いですよね。

材質は先程述べた通り真鍮なのですが、この真鍮というのは塑性がかなり顕著です。

つまりは電極が分厚い程塑性変形しやすく、長期的な目で見ると薄い方が圧力が安定しているので返って接点不良は起こりにくいのです。

両者とも真鍮にニッケルメッキと同じなので、材質による比較をしても互角です。

そうなると電極が薄いので安い、という話になるんですが、安いからと言って性能が悪いという話に直結しない事は多々あります。

ニッケルメッキジャックを使うならマル信無線一択です。

もちろん金メッキを使うに越したことはありませんが、金メッキも早々に辞めて他の金属にすべきです。

だいぶ話が逸れるというか、脱線しましたが、今日はこんなところで占めたいと思います。

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