デジタルリバーブは難易度だったり回路の複雑さから公開されている回路図が少ないんですが、今回は海外のサイトで公開されている簡単な自作デジタルリバーブについて紹介します。
リバーブユニットという自作エフェクターにしては少々高いパーツが必要ですが、市販品に比べればまだ安いのでリバーブを自作してみたいという方にはいいエフェクターではないでしょうか。
パーツリスト
●抵抗
- 470R…1個
- 10k…5個
- 22k…1個
- 33k…1個
- 39k…2個
- 100k…1個
- 1M…1個
- 4.7k…1個 LED保護抵抗
■コンデンサ
- 0.022μ…1個 フィルム
- 0.1μ…1個 フィルム
- 10μ…1個 電解
- 47μ…2個 電解
▲ダイオード
- 1N4001…1個 4007等も可
★IC、半導体
- TL072…2個
- 78L05…1個
78L05はこのブログ初登場の
三端子レギュレータという電圧を一定化する素子で、リバーブユニット等の特殊な部品を駆動させる時によく用います。
他にも可変レギュレータを使えば電圧を連続的に変化させたりと使い道の多い素子です。
◆可変抵抗
- MIX…10kB
- Dwell…10kB
- Dwell2…10kB
▼リバーブユニット
- BTDR-3H…1個
2Hもありますが、今回は3Hの方を作りました。
その他ケースやツマミ、ジャック類スイッチ類お忘れなく…
基板レイアウト、回路図
こちらのサイトに2Hの作り方も載っています。
ただ基板レイアウトがプリント基板なのでユニバーサル基板で作る方にはちょっと難しいかもしれないですね。
地道にユニバーサル基板に変換するか、プリント基板の自作に挑戦するのもありです。
GNDは短めですが、全体的にパターンを引き回し気味なので一から作り直すのも良いと思います。
回路図の方ですが、TL072を使っているのに使っていないユニットがありますね。TL071でいい気がしますがなんでなんでしょう。TL074を使う手もありますが、残ったユニットで出力前にトーン回路を増設したり、単純に増幅回路にしたりというのも面白いかもしれないですね。
全体的な回路としては特に変わったリバーブ回路ではないんですが、R4とC2の部分でリバーブユニットに送る音をやや高域に持ち上げています。リバーブは高域をカットするものですが、リバーブユニットで高域が削られていると感じたからかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
歪み以外となると途端にハードルが高いものが多いですが、このエフェクターならかなり簡単に作れると思います。
歪みに飽きたらぜひ作ってみてください…
最後まで読んでくださってありがとうございました(^▽^)/
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