超有名エフェクター!
自作してる人なら一度は作ったことはある!
パーツ点数が少なくて作るのも簡単!
てな感じで自作の定番エフェクターですよね。
今日はそんなFuzz Faceさんについて回路の解説をしたいと思います。
ちなみに結論から言うと、
まったく初心者向けではありません。(‘ω’)ノドーン
というわけで、「【徹底解説Fuzz Faceの真実】Fuzz Faceの回路図について」と題しまして、自作初心者の方にも分かりやすいよう解説していきます!
詳しい解説は別記事でもまとめようと思います。
では早速解説していきます。
Fuzz Faceの回路図

これがNPNシリコントランジスタのFuzz Faceの回路図です。
パーツ点数はかなり少ないですよね。
なのに初心者向けではないと言った理由は、
回路図が正しく読めないと正常に動作させられない
そして電子回路についてある程度知識が無いとノイズがひどくなってしまう
からです。
この記事を読んでくださった方の中にもおられるのではないでしょうか。
作ったけどノイズが酷い、なんか音が悪い、あれラジオの音拾ってる…etc
Fuzz Faceの真実
Fuzz Faceを作るにあたって情報収集をした方なら、hFEを測定して作られたと思います。
確かにhFEは目安にはなりますが、実際には電圧を測定してみないと理想的なFazz Faceになっているかは分かりません。
確かQ1が70でQ2が120ぐらいのhFEが理想的という風になっていますよね。
測定機器も市販されています。静電容量も計測できるので一つ持っておくと便利です。

これはPNPゲルマニウムトランジスタバージョンですが、電圧の+と-を逆で読めばいいだけです。
見ると分かるように各所に電圧が書いてあります。ですがhFEを合わせるだけではこの電圧になりません。
抵抗での微調整が必要です。
そしてその微調整について、これまた間違った情報が一般的と認知されています。
本当にエフェクターの世界というのは設計ミスや間違った知識が横行しています…
抵抗値を簡単に調整する方法としてよくあるのが、R1、R2、R3を半固定抵抗にする方法ですよね。
完全に素人の考えです。
コレクタ側の抵抗を調整できるようにすれば楽じゃん!という安直な考えですね。
まさかのメーカーでこれやっている所もありますが、素人が素人の記事を参考にした結果でしょう。
なぜダメなのか。理由は簡単
直流電流の通る場所に可変抵抗はつけてはいけません。
可変抵抗の中身は回して抵抗値を操作する仕組み上はんだ付けされた抵抗のように完全に繋がているわけではなく、触れ合っている状態です。
難しいことは省きますが、扇動によるノイズが生まれるため直流のようなノイズがあってはいけない場所には使ってはダメなのです。
電源について
市販のFuzz Faceって電池しか使えなくて不便ですよね。
じゃあアダプター使えるようにしよう!
アウトです。
先ほども書いたようにノイズが乗ったらダメなんです。可変抵抗の扇動による雑音ほどのノイズも許されない回路なんです。
そこにパワーサプライなんかのノイズの多いスイッチング電源なんて繋ごうものならもう爆音ノイズですよ。まぁさすがに言い過ぎですが。
だからノイズの少ない電池駆動というちゃんとした理由があるんです。
でもパワーサプライで駆動させたいんだ、という方に諦めてくださいというのもアレですよね。
一応ノイズを減らす方法はあります。
電源からGNDになるべく大きい電解コンデンサーをぶっこむだけです。まあケースのサイズ的に470μあたりが限界なんじゃないかなと思います。
それと電池についてですが、正常な動作が出来るのは9Vまでです。
何を当然な事をって感じですが、電池というのはだんだん電圧が下がっていくもので急に切れたりはしません。
8.7VとかでもFazz Faceは動いちゃうんですよ。それだとせっかく合わせた回路も意味がなくなります。なので電池の寿命は電池がなくなるまで、ではなく9Vを下回るまでだと思ってください。
あと9V電池って高いですがAmazonのはすごく安いです。いつもまとめ買いしています。
まとめ
まだまだFuzz Faceについて書きたいことはありますが、今日はここまでにします。
いかがでしたでしょうか。実はFuzz Faceだけでなく、Fuzz系は歪み系の中では全部作る難易度Maxだったりします。
最後まで読んで頂いてありがとうございました(^▽^)/
コメント
[…] 【徹底解説Fuzz Faceの真実】Fuzz Faceの回路図について自作の定番Fuzz Faceの回路について初心者の方にも分かりやすく解説していきます。Fuzz Faceを自作しようと思っている方は作る前に一度 […]