穴開けって面倒くさいですよね。
多分自作民全員が思っていることでしょう。
CNCフライスでもあれば別ですが、大抵の場合ドリルか卓上フライスです。
となるとポンチを打つ寸法を決めなければいけません。
面倒くさいですね。
穴開けの時点で既に面倒なのに、寸法まで正確にとは、面倒なことこの上ないです。
そこでなるべく手間をかけず、かなり正確に寸法を決める小ネタを紹介します。
やり方
小技なのですぐ本題です。
用意するものは、穴開け工具一式、定規1本、クリアファイル、細いマーカーペン、ツマミやスイッチ類、ジャック類などシャーシに取り付けるパーツだけです。場合によってはマスキングテープも。
自作されている方なら全部持っているでしょうから、改めて用意する物も無いと思います。
定規はホームセンターで売っている、金属製の小さい定規がやりやすいです。
この方法、すでにやっている方も多いかもしれませんね。
自作を始めたばかりの方向けという事でお願いします。
私は無数に定規があるので定規2本使っていますが、ケースの横の寸法を測っているだけなので、これ以降使いません。
クリアファイルはここで使いますが、下敷きとか取り敢えず平たくて薄ければ何でもいいです。
ちなみにご覧の通り机の平らさで寸法を出しています。
なのでなるべく平たく、凹凸の無い机でやってください。
そして横の寸法を出したら、その数値を2で割って中心の寸法を出します。
このケースはマットな塗装なので、インク染み込み防止でマスキングテープを貼っています。
無塗装であれば必要ありません。
クリアを吹いてあってもたまにマーカーのインクが染み込むので、不安であればマスキングテープ推奨です。
分かりますかね。
小さい点が2つあると思いますが、ケースを横に立てて、両側から先程2で割った数値を机からの高さで打っています。
こうする事で、この2点の間はかなりケースの中心です。
その2点間に縦線を引きます。
一番重要なのは机の平らさですね。
この寸法の正確さは机で決まると言っても過言ではないです。
不安な方は、先程2点を少し離れた位置に打って、その間を線で結べばいいです。
ですが、なるべく手間をかけたくない、というコンセプトなのでナンセンですかね。
ケース上部に電源ジャックを設ける方は、ここまで引きましょう。
ここからシャーシ取り付けパーツ達を使っていきます。
まずはフットスイッチを置いて、だいたいフットスイッチの真ん中に点を打ちます。
机に対して垂直に線を引きます。
電源ジャックも同じやり方ですね。
しかし、この場合机に垂直が使えないので、定規の目盛りに垂直に引きます。
お次はフォンジャックです。
なるべくジャック穴の真ん中になるよう、ケース側面に点を打ちます。
私はなるべく基板スペースを取るために、先にフットスイッチを付けました。
それで、反対側はどうするねんと言われそうですが、大丈夫です。
机に対して垂直に引き(ry
一周させてしまいましょう。
勿論線は、先程の要領で机に対して垂(ry
ちなみにジャックの高さは1.1mm〜1.2mmが良いです。
スイッチクラフトなどゴツいやつはもう少し高めに。
ツマミと可変抵抗を置いて、だいたいの構想を固めます。
私は外側ギリギリで攻めたかったので、内部の可変抵抗がシャーシに触れないよう置いていますが、Jan Rayのような配置ならツマミだけで大丈夫です。
先程置いたツマミの指示線を上に向けて、その指示線の先にマーカーで点を打ちます。
片方だけでいいです。
その点と、中心線の距離を定規で測って、反対側にその数値の距離で点を打つと、中心線に対して対象に点が打てます。
そして、ケースを縦に立ててまた机(ry
横線もツマミの指示線で出します。
この線もつ(ry
その2線が交わる場所がポンチを打つ場所です。
あとは穴開けして完成です。
LEDは中心に取り付ける事が多いでしょうから、中心線上のお好きな所に打てば良いです。
無塗装で直接書き込んだ場合は、アルコールで拭けば簡単に取れます。
以上で終わりです。
結局この方法で一番重要なのは如何に平たい机を用意するか、ですかね…
私のよう色んなエフェクターを作るなら、寸法を出す手間が省けるので効率的です。
それではまた次回(・ω・)ノ
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