製作日記6 TS-808とFuzz Faceの2in1②

製作日記

製作日記1からだいぶ間が空きましたが、やっと書けそうです(;^ω^)

なんだかんだやることが多くて忙しい私です…

製作

前回の記事です。

TS808はささっと作ってしまいましたが、問題はMod依頼されたFuzz Faceのトーン回路ですね。

トーン回路をFuzz Faceの0.01μの後に増設するわけですが、如何せんFuzz Faceというのは信号を大幅に欠損させるエフェクターなのでトーンの効きも微妙になります。

0.047μまでが限界じゃないですかね。これ以上大きいと効きが微妙だと思います。

とりあえずローノイズってことで4558DDとTL071が候補に上がりましたが4558の片方のユニットをトーン回路のバッファに、もう片方は電源のバッファに使うことにしました。

こんな感じで組み込みました。黒の厚紙で絶縁してあります。

2in1で電池内臓なので結構ギチギチです(;^ω^)

電池は書いてある通りAmazonブランドの激安9V電池です。アルカリなので実用向きではないですが試作だったり試運転ならコスパ最強ですね。

そんなこんなでトーン回路搭載Fuzz Faceが完成しました…

右がFuzz Faceで左がTS808です。

依頼主様はご自分で塗装をされるそうで、無塗装で製作しました。

試運転してみましたが音の方も良い感じに仕上がったと思います。やっぱりFuzz Faceの鈴鳴りサウンドというのは他のエフェクターでは再現しにくいものがあります。

TSの方は聴き馴染んだ音ですね。

両方オンにするとTSを通してもブチブチ音が残る感じが面白かったです。結構使える音だと思いました。ちょっと欲しくなるレベルです(;^ω^)

ただしどちらもハイゲイン設定にするのはよろしくないですね。まあこれは歪み2個直列なら大体そうだと思います。

ちなみにFuzz Faceのトランジスタは2N5088を使いました。NPNなのでどうせなら比較的ローノイズなトランジスタを使いたいですもんね。

PNP Fuzz Faceは各所の電圧が書いてある回路図が出ていますが、NPNの方は出ていません。PNPとNPNでは各所の電圧設定が違うので作る際はPNPと間違えないようにしましょう。

海外のサイトでFuzz Faceのカリキュレーターがありますが、その通りやると電圧結構ズレますね。古めのトランジスタなら漏れ電流とか、電池駆動なら約9.7Vなのでその誤差も含めると目安にしかなりません。

まとめ

今回はいい感じになりましたが相性問題というのもあって、インピーダンスの方の相性問題はどうにかなりますが歪みなら増幅率の高いエフェクター同士だとノイズまみれになってしまう事もあるので要注意です。

大体増幅率の計算で予測できますが、計算方法が分からない時は増幅率が高いと言われているエフェクターを2in1にするのはやめておくのが無難です。

でも2in1ってロマンありますよね。皆さんもぜひ作ってみてください。

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