【必見!】エフェクターのパーツについて② コンデンサ編

パーツ

抵抗編に続くコンデンサ編です。

コンデンサは種類が多いので長文確定ですね…

最後までお付き合いお願いします(;^ω^)

パーツの役割についても書こうかと思いましたが、読みにくくなってもアレなので別記事でまとめます。

それでは早速解説していきます!

電解コンデンサ

安くて容量は大きいですが、精度が悪いという特徴を持っています。そして熱にも結構弱く、かなり壊れやすい部類のパーツです。

1μ以上の大きな値で、そこまで精度の求められない電源部に、ノイズ除去フィルターとしてよく使われています。

例外としてファズエフェクターの歪みを調節する部分に使われていることも多かったり、極性が必要な信号ラインで用いられたりしています。

中身には電解液が入っていて、十年前ぐらいのアンプなら電解コンデンサーが爆発して電解液が飛び散っているなんてこともあります。

それに気づかず電源を入れると…ショートしてアンプが壊れます。なので古かったり長い間使っていないアンプは一回基板を見るか、リペアショップで見てもらった方がいいです。

ちなみに爆発の予兆として電解コンデンサの上部が膨らんでいれば爆発寸前です。

爆発せずとも中の電解液が蒸発して容量抜けしていたり、内部ショートを起こしていたりと何かと壊れやすいものです。

そして抵抗やフィルムコンデンサと違い、多くは極性があります。

極性を間違えると爆発してぶっ壊れます!ではなく、しばらくしてからぶっ壊れます。

なので取り付ける際は極性に要注意です。白い線が書いてある方がマイナスです。

また電解コンデンサにはリード線が電解コンデンサの片方のみから二本出たものと、両側から一本ずつ出たものがあります。

二本出たものはラディアルタイプ、両側から一本ずつのはアキシャルタイプと呼ばれています。基板レイアウトによっては取り付けが難しい場合もあるので、購入する際には気を付けましょう。

とは言えラディアルタイプは昔のコンデンサなので性能的に考えてわざわざ使う必要はありません。

ラディアルタイプは矢印が書いてありますが、矢印の方向がマイナスです。

電解コンデンサのおすすめのメーカーですが、ニチコンをおすすめします。

海外のメーカーが殆どですが、メーカーによって精度だったり漏れ電流だったりが違います。

その中でもニチコンはトップクラスの性能です。

電子パーツはもう日本に分が無くなりつつあるのは確かですが、さすが日本のメーカーです。

ちなみにニチコンなんかを代表に無極性電解コンデンサなる物もあります。(正しくは両極性電解コンデンサ)

ですがエフェクターには無用の長物。周期的に極性が反転する部分で用いるなどなど小難しい話は今回は省きますが、とにかくエフェクターには使うべきではありません。

そもそも他の電子回路にすら滅多に使われるものではありませんからね。

というわけで少ない例を除けばフィルムコンデンサの方が優秀です。

例外というのは、世間では相性問題と呼ばれていますがそもそもファズフェイス系ファズや昔のインピーダンスの設計のおかしいエフェクターを後段に繋ぐ場合、出力のコンデンサが極性ありでないと動作しなくなるということもあります。

しかしこの場合でもタンタルコンデンサの方が優秀なので、やはり電源部かタンタルの値が無い一部のファズでしか使う事はないですかね…

フィルムコンデンサ

これは本当に種類が多いです。

なので大まかにポイントだけ書いていきます。

まずフィルムコンデンサには極性が無く、容量は少ないが精度がそれなりに高い、周波数特性もいいという特徴があります。

とは言えオーディオ用でも精度の悪いものもあったり、ビンテージコンデンサは精度が悪いことが多いです。

使用する前に測定することをおすすめします。

エフェクターではフィルター回路だったりカップリングコンデンサとして使われます。コンデンサの中では一番よく使うコンデンサですね。

有名なメーカーはやっぱりWIMAです。

その次にケンタウルスに使われているPanasonicのEQC-Vやニチコン、AVX…etc

と本当に種類が多いです。

どれ買えばいいの…となりますが、上記のメーカーのようなオーディオ用でサイズが小さければなんでもいいです。

本来はデータシートを見て判断すべきですが、最初はそんなの見ても分からないでしょうし、オーディオ用に誘電正接の優秀なものが多いのも事実ですからね。

Mallory 150sとかのアキシャルタイプは大きくて扱いにくいだけなので、使うなら小さいやつです。

そもそもあれはアンプ用ですし、高いですからね。そういうのを売りにしているエフェクターもありますが、そのパーツを使っているから音が良いなんてことはないです。

オレンジドロップなんかもアンプ用ですね。ギターのトーンコントロールによく使われますが、エフェクターに使う必要性はありません。

正直ギターのトーンコントロールも普通のフィルムコンデンサでいいぐらいなんですけどね。自己満の世界です。

セラミックコンデンサ

とても安いですがコンデンサとしては精度は非常に悪く、容量はpf〜0.数μfととても小さいです。

じゃあ安い中華のエフェクターに使われているのか…自分には関係ないな…

いえいえそんなことはありません。

セラミックコンデンサーは高周波数特性に優れていているので発振防止用のコンデンサやインピーダンスを下げる用途に超適任です。

誘電ヒステリシスが顕著であるというデメリットを差し引いてもセラミックが適任である事が多く、この場合フィルムコンデンサは使うべきではありません。

ちなみに発振防止用コンデンサーはオペアンプやICの端子間に入っている大抵pf~程度の値のコンデンサです。

ここをフィルムコンデンサにしているメーカーは素人です。

フリマサイトや小規模製作所ではよく見かける印象ですね。それを数万で買ってしまうギターベーシストの方にはお気の毒に思います。

ただし前述の通り信号ラインに用いた時の誘電ヒステリシスによる信号の汚損は無視できないものです。

信号ラインには決して使わず、数百pfの値であればフィルムコンデンサ、若しくはマイカコンデンサを使いましょう。

こういった事を知識があると、古いエフェクターはまだ分かりますが、最近のエフェクターでビンテージを再現しましたという名目の基大量にセラミックを使用しているエフェクターは買う気になれないのではと思います。

ギター本体のトーンに使われている事もありますが、こちらは弱奏時の信号への反応を悪くする事を狙っているという正当性が無いとも言いきれません。

ビンテージギターを再現したいなら結構効果的な手法かなとは思いますが、私はありまやりたくはないところです。

タンタルコンデンサ

容量が正確で小型、耐圧が低く極性があります。また極性を間違えた場合他のパーツを壊してしまう可能性がある難しいやつです。

と多くの自作エフェクター解説記事では解説されていますが、タンタルコンデンサの最大の特徴は電解コンデンサで容量がそこそこあるのに漏れ電流がとても少ないということです。

何言ってるのか分からないですよね(;^ω^)

回路の中では漏れ電流が少ない方がいい!という部分があるのですが、大抵は回路図に指定されていたりします。

電解コンデンサの項目で触れたことについてですが、もし後段にファズフェイスやクライベイビーなどの古いエフェクターを繋ぐ場合、出力のコンデンサはタンタルコンデンサにした方が良いです。

極性の見分け方ですが、コンデンサ本体に小さく+のマークが書いてあるのでそちら側のリード線がプラスです。

マイカコンデンサ

誘導体に雲母(マイカ)という鉱物を使ったもので、昔は高周波特性がいい、精度もいいと言われていましたがフィルムコンデンサが普及してきて使われなくなってしまいました。

昔は見た目からキャラメルマイカ、今ならシルバーマイカと有名ですが、値段が高いんですよね…

でも精度が良くセラミック並に高周波特性に優れているので、小容量が必要な信号ラインで使ったりしています。

特定の値なら安いので使ってみるのもいいかもしれません。ただ容量の割にサイズが大きいのがネックです。

まあマイカコンデンサは400V以上の耐圧の高いものが作れてしまうので、エフェクターよりは真空管アンプなんかのアンプ向きですかね。

電圧の高いオーディオ回路では重宝したりします。

豆知識として他の自作仲間に自慢してみるのもいいかもしれません。

オイルコンデンサ

紹介しようか迷いましたが一応紹介しておきます。

名前の通り中身に油が入っています。フィルム間の絶縁用ですね。

耐圧が高いのが特徴で、1970年か80年ぐらいでしょうか…

真空管アンプのカップリング用と言えばオイルコンデンサでしたね。

マイカコンデンサと同じくわざわざエフェクターに使う必要も無いでしょう。

今もよく使われるのはビタミンQなんかの高耐圧コンデンサがギターのトーン回路に使われていたりしますが、こちらもオイルコンデンサを使う必要はありません。

ギターに高耐圧のアンプ用コンデンサが用いられる理由として、今でこそIC半導体用の低電圧用のコンデンサはありますが、その当時は真空管最盛期の時代でしたから大量生産していて安い高耐圧コンデンサを使ったという事です。

音がどうのではなく、安くて手に入りやすかったから、です。

セラミックとそれ以外であれば聴き分け可能でしょうが、オイルコンデンサとフィルムコンデンサを聴き分けられるようなら相当に耳の良い方ですね。

まとめ

何とか短くまとめられたんじゃないかなと思います(;^ω^)

コンデンサについてはこれだけ覚えておけば不足は無いです。

最後まで読んでくださってありがとうございました(^▽^)/

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