【必見!】自作の定番スーパーハードオンの回路の真実

初心者向け

今回は自作の定番スーパーハードオンの回路について解説していきます。

回路も簡単で初心者向き!なんて紹介されていたりしますが、実は全くそんなことはないので早めに記事を書くことにしました。

エフェクターの回路は見た目の割に知識が求められることが多いです…

SHOはその典型なので、自作をする前に一度読んで頂くことをおすすめします。

それでは早速解説していきます!

SHOの回路図

今回は私が書いてみました。一応SHOとして出ている回路図ですね。

結構動作原理が難しい部類のエフェクターで、それに伴う問題も出てくるんですがこれが本当にSHOの回路なら少し設計ミスがありますね。

設計ミスに関しては基板レイアウトを解説するつもりなのでその折にしようと思います。

BS170が赤くなってたり点が無いのは気にせずお願いします(;^ω^)

それで早速本題の初心者向きではないと書いた理由ですが、

スーパーハードオンは正しい知識が無いと高確率で発振するか、最悪の場合機材or聴覚が壊れます(比喩抜きで)

そして超音波の帯域なので破壊されているということにすら気づけないというおまけ付きです。

これを初心者向きと言って紹介しているのは素人です。作った方の機材を壊したりすることにも繋がりかねないのにどういうつもりなのかぜひ話を聞いてみたいところです。

というのも本来BS170ってエフェクターなんかのオーディオ機材に使うのではなく、モーターなんかの制御に使う素子なんですよね。

それをエフェクターに流用しているんですから初心者の方が作ればそりゃ不具合も出ます。

名前の由来と動作原理

設計された方はよく動作原理を理解した上で作られていますね。ちょっと詰めの甘い部分もありますが、先ほど言った設計ミスに関しては回路解析者のミスの可能性が高いと思っています。

BS170のようなスイッチング用のMOS-FETはオンとオフの遷移状態だとドレインの電流の変化が激しい部分があります。

まさしくスーパーハードにオンとオフされているんです…(^▽^;)

余談ですが切り替えの早さはmSという単位で表され、BS170だと320mSぐらいの値です。

これがどういうことかというと、真空管アンプの真空管のmSが5~10mSを超えると素人の考えた適当な配線ではほぼ確実に発振してしまう

そんなレベルです。10mS付近ならプロの方でも難しいんじゃないですかね。

知り合いにプロの真空管アンプビルダーさんがいれば聞いてみてください。320mSなんて無理と言われます。

じゃあなんで音が出るのとなりますが、正常に動作しても発振はしています。正確には発振しているけどオンとオフの切り替わる遷移状態の範囲でしか発振しないから…という傍から見ると難解な動作をしているんですよね(;^ω^)

ちょっと難しい話になってしまいましたが、自作はじめたてでSHOを作るのはおろか、ある程度知識があっても正常に作るのは困難ということが理解していただければ大丈夫です。

スーパーハードオンって中身の割に高い!と思われがちですが、私にはこの値段分の価値があると思います。自作推奨派の私ですが、SHOは実機を購入するべきエフェクターの一つですね。

下手な基板レイアウトだと発振してしまいますが発振しないような考えられたレイアウトということです。しかもリスクを考えるとかなり攻めた商品ですよね。

なので自作して異常動作で数十万の機材が壊れるよりはマシです。

メルカリなんかのフリマサイトでも自作のSHOが売られているのをよく見ますが、SHOだけは買わない方がいいかなぁと思います…

だって知識のある人なら販売して購入者さん側で問題が起こった時のリスクを考えれば売る気しませんから…(;^ω^)

まとめ

スーパーハードオンの自作がいかに難しいか理解していただけたでしょうか。

今回は初心者の方にも分かりやすくなるよう簡単に書いてみましたが、いつか詳しく書いてみようと思います。

設計ミスに関してはここで書いてしまうと長くなってしまうので、SHOの自作記事で解説しようと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございました(^▽^)/

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コメント

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