【製作日記】謹賀新年 お知らせ

製作日記

新年あけましておめでとうございます。

このサイトをご覧の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

私はここ2年ほど体調を崩していたため、数年ぶりに知人の顔を見ることができました。皆健康に過ごしているようで何よりです。

新年のご挨拶だけでは退屈かと思い、最近いただいた製作のご依頼について紹介しようかと思います。年末はあまりご依頼が来ないかと思っていたのですが、思いの外多くのご依頼をいただきました。

その前に、お知らせについてですが、1月中は非常に多忙となってしまうため、製作のご依頼が今までのペースで進められないことが予想されます。

万全を期した設計と製作をするため、納期は定めないことは記載しているのですが、念の為のお知らせをさせていただきます。

作ったエフェクター

合計2台ほど作りました。手作業かつ、PtoPでの製作なため、設計を考える時間なども含めると、あまり台数は作れませんね。

1台目はこちら。文字とロゴを入れた、トランスペアレント系のエフェクターです。

ご依頼された方のイメージされている音が明確であったため、その音が出せるエフェクターの回路に改良を加えたエフェクターとなっています。

また、元となったエフェクターの個体差による音色のバラつきを、2パターン再現するようなスイッチを筐体内部につけています。

モードAの時は、設計とは意図していない歪みが加わった音、モードBでは私がご提案させていただいた、余裕のある動作ができるようになっています。やや複雑な回路となったため、大きめのケースで作っています。

元の回路は、よくあるトランスペアレント系オーバドライブの回路なのですが、不安定な動作となる部分があったため、そこは修正しました。

動作確認のため、数時間弾いてみましたが、かなり良い仕上がりになったと思います。

ご依頼された方にも、動画サイトで聴いた通りの音が出たと、ご満足いただけたようでした。

ところで、自作派からすると、文字入れやイラストの入れ方が気になるところかと思うのですが、工程を細かく撮り損ねたため、次の機会に紹介しようと思います。

2台目です。こちらも左がトランスペアレント系オーバードライブと、右側はファズの2in1です。

エフェクターの回路解析依頼をくださった方へ製作したものです。

普通のアナログエフェクターでは、数十mA程度の消費電流ですが、私の設計方針として低雑音であること、接点での音質劣化を避けること、があるため、それらを実現するために多めの消費電流となっています。

私のボードは、さらに電流を大喰らいするエフェクターばかりですが、ご依頼された方へのエフェクターは、ほとんどのパワーサプライで困らない程度の消費電流です。

そこで、LEDの切り替えなども含め、電流のゆらぎによるノイズを抑えるような回路を内蔵しました。市販品ではコストなどの都合で、そこまで凝っている回路は稀(見たことはない)であるため、自作の強みですね。

良い仕上がりになったと思います。

ご依頼者様からも、好評をいただきました。

あと数台作りかけと、まだ数件いただいているご依頼があるため、完成したら記事にしようと思います。

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