抵抗やコンデンサ、トランジスタ、IC類、マイコンボード、その他色々と、部品が増えるほど管理が大変になり、保管場所も場所を取るようになります。
一番困るのが、作業効率に影響が出たり、管理が疎かになる点です。
そのため、パーツキャビネットを自作することにしました。
市販品でもHOZANではこのようなパーツキャビネットが売っているんですが、業務用なので1台10万円もするんですね。電気系の職場ではよく置いてあるんですが、家庭用にこれを買う気にはほとんどの方はならないだろうと思います。
それにサイズも抵抗やコンデンサちょうどの大きさではないため、中に型紙で仕切りを設けて使うことも多いです。万が一落としたりすると、全部ぐちゃぐちゃになって目も当てられません。
1ケースあたりちょうどのサイズで作っておけば、被害は最小限にできます。
可変抵抗など、大きめの部品であれば、下記のアイリスオーヤマのパーツキャビネットでも使えます。

3Dプリンター
家庭用3Dのプリンターが出た頃は、条件出しも大変で、印刷失敗もかなり多かったんですが、最近の機種は有名なメーカーのものなら、ほとんど調整無しで使えるようになっています。
好きなメーカーを買えばいいと思いますが、おすすめはBambu Labです。
入門機種のA1 miniがおすすめです。

予算に余裕がある方はA1を

最初から上位機種を使いたい方はこちら。

個人的には、使っているうちに自分の必要とする機能が分かってくるので、A1 miniを買って次の機種の予算に充てるのがいいと思います。
フィラメントは今回はPLAを使います。
何でもいいんですが、ELEGOOのフィラメントがおすすめです。

使用ソフト・設計
3Dプリンターで印刷するには、3Dモデルを用意する必要があります。3Dモデルを作るには3D CADというPC用ソフトが必要です。
使いやすいのはソリッドワークスや、Fusionなどありますが、私はFusion 360を使っています。個人利用なら無料で使えます。
印刷時にBambu LabのPC用ソフトか、スマホアプリが必要なんですが、スマホアプリだけでも誰かが作った3Dモデルを使ったり、3Dモデル共有サイトなどを探せばだいたい作りたいものは手に入ります。
今回は1/4Wサイズの抵抗を秋月でまとめて買ったときに、ちょうど入るサイズにしたかったので、それ専用で作りました。
入れ物です。縦70、横20、高さ18で作ったような気がします。

市販のキャビネットは上側に取っ手が付いていると思うんですが、横に付けています。これは、3Dプリンターの性質的に、印刷物が空中に浮くような状態になるとサポート材が必要になるためです。なるべくブリッジが無い方が印刷は安定します。
使い勝手的には作業台の奥に設置するので、手を伸ばした時に手首をひねる必要がなく、かえって使いやすいように感じます。
キャビネットです。ケースがちょうど入るような寸法にしてしまうと出し入れがスムーズにできないため、縦横0.3~0.4mm程度隙間を作っておくといいです。

コンデンサやICを入れる用に、2マス分を繋げたキャビネットと入れ物も作りました。

印刷
完成したものがこちらです。シール用紙に印刷して型番などを表記したシールを作りました。足りなかったものや、後から出てきた身に覚えの無い部品は、一旦マスキングテープに書いて貼っています。

これらを印刷するのに1周間程度かかりました。まだ空き枠がありますが、印刷待ち中です。
3Dプリンターを使ったことが無い方は驚かれると思いますが、キャビネットの枠を1つ印刷するのに4~5時間かかります。入れ物の印刷は2時間程度です。
市販品を買った方が手に入るのは早いですね。
しかしながら、使い勝手は抜群にいいです。秋月等で送られて来るとパッケージ袋に入っていて、そのまま保管することも多いんですが、場所をとります。
キャビネットにすべて移すと、ゴミ箱がいっぱいになるぐらいには袋が出てきました。
実はこの隣にホームセンターで購入した大きめの収納があります。中は部品でいっぱいなので、すべて自作キャビネットに収めるのは難しかったです。よく使う部品だけ自作キャビネットに収めたほうがいいですね。
せっかく作ったので、欲しい人がいれば何らかの形で販売できればなと考えています。以前、欲しい人がいれば自作基板を販売すると告知したところ、それなりの反響があったため、その時に一緒に購入できるようにするといいかもしれません。別にいらないという可能性もありますが。


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