今回はあのジョン・フルテンシも使うファズの名器、Fuzz Factoryの自作についてまとめていきます。
自作の定番なファズファクトリーはレイアウトが簡単な分初心者向けと扱われがちですが、いつも言っているようにファズは殆どが難しいです。
とは言えファズファクトリーは比較的動作が安定しているので易しめです。自作に慣れた頃に作ってみると良いでしょう。
いわば脱自作初心者の登竜門的エフェクターの一つかもしれません。
でもファズファクトリーって結構キワモノ系に入るエフェクターなんですよね(;^ω^)まあ普通の音も出せるのでセーフでしょうか。
注意点等まとめているので参考にしながら作ってみてください(^▽^)
パーツリスト
●抵抗
- 470R…1個
- 5.1k…1個
- 10k…1個
- 47k…1個
- 220k…2個
- 4.7k…1個 LED保護抵抗
- 100R 1/8W…1個 逆接続防止用
100Rは後述の逆接続防止用ダイオードと合わせて使います。これは実機には無いですし、基板レイアウトを紹介しているサイトにも載っていないのでお好みで追加してください。
ダイオードの代わりに100Rが燃焼するので交換するのは100Rだけでよくなります。
■コンデンサ
- 0.1μ…1個 フィルム
- 10μ…3個 電解
- 100μ…1個 電解
ファズは電源ノイズに弱いので絶対にバッテリー駆動を推奨していますが、どうしてもアダプター駆動をさせたいという事なら100μを220μぐらいの容量にした方がいいですね。
多段ノイズフィルターを作る方法もありますが、それを作る技術があればICを使ったりの違う手段をとった方がいいです。
▲ダイオード
- 1N4007…1個 逆接続防止用
4007でも4001でも、最後の数字はなんでもいいです。
★トランジスタ
- 2N3904…1個
- AC128…2個
◆可変抵抗
- Volume…5kB
- Gate…10kB
- Comp…10kB
- Drive…10kB
- Stab…5kB
直流域に可変抵抗が入っていますね…
固定抵抗にしてしまうのがノイズ的には一番いいんですが、ツマミを消してしまうのはアレなので回路解説の記事でなるべくノイズが乗らないように可変抵抗を取り付けるノウハウをお伝えしようと思います。
その他スイッチやジャック類、ツマミ、LED等忘れず買いましょう。バッテリー駆動させる場合はバッテリースナップも買った方がいいですね。
基板レイアウト
さすが自作の定番と言われるだけあって、基板レイアウトの数が凄かったです。
ファズ系はパーツ点数が少ないので比較的レイアウトが作られやすい傾向にあるようですね。
殆どが実機通りのツマミ配置に合わせて基板レイアウトを作っているので横長が多かったです。ノイズ面とかを考えると普通に正方形で作った方がパターンを短く出来そうなのでいいと思うんですけどね…
どのレイアウトもGNDを短く出来そうなので、ぜひ基板レイアウトから作ってみてほしいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実はファズファクトリーで自作を挫折したなんて話を聞くぐらいなんですが、挫けず作ってみてもらいたいです…
作ったけど音が出ない!という時は、ブログのコメント欄に書き込んでもらえれば回答します。
文面でのトラブルシューティングは色々あって慣れているので解決できるかもしれません(;^ω^)
最後まで読んでくださってありがとうございました(^▽^)/
コメント
100μの電解コンデンサとダイオードはどこにつければよいかおしえてもらえますか?