SHOやFuzz Factoryで有名なZvexのファズエフェクター、Mastotronの自作についてまとめました。
自作される際にご参照ください(^▽^)
パーツリスト
●抵抗
- 100R…2個
- 2.2k…1個
- 5.1k…1個
- 10k…1個
- 56k…1個
- 100k…1個
■コンデンサ
- 0.01μ…2個 フィルム
- 0.033μ…1個 〃
- 0.068μ…1個 〃
- 0.22μ…2個 〃
- 100μ…4個 電解
▲ダイオード
- 1N4001…1個
いつもの逆接続防止用です。1N4007でも大丈夫です。ただ電圧降下を考えると電源に直列ではなくGNDに並列に入れた方が良いと思います。
★トランジスタ
- 2N2222A…2個
◆可変抵抗
- Vol…10kB
- Tone…10kB
- PW…500kB
- Fuzz…5kC
- Relax/Push…100kB
▼スイッチ
- Subs…SPDTトグルスイッチ ON/ON
その他ケース、LED、ジャック類、フットスイッチ、忘れず購入しましょう。
基板レイアウト
お馴染みのHomemadeFXさんのレイアウトです。一応他にもレイアウトは出ていましたが、比較的こちらの方が良いです。
https://web.archive.org/web/20160308144344/http://homemadefx.web.fc2.com/mastotron.pdf
出来れば自分でレイアウトを考えてGNDを短くしたいところではあります。回路も単純なので挑戦してみるのもありではないでしょうか。
ちなみにこのファズも例に漏れず電源ノイズに弱いので電池駆動が好ましいです。
もしバッテリー駆動させるならこの電源ノイズフィルターでは不十分なので、2段3段程度は重ねた方が良いでしょう。
回路図
目新しい回路でも無いので一応ここで載せて、少しModも解説しておきます。
まず、ぱっと見で分かりますがFuzz Face系ファズです。
Fuzz Faceを色々弄った回路のようですが、大抵こういうのには直流域に可変抵抗が入っているので注意です。珍しくMastotronには入っていないのでご安心ください。
特徴的な回路は入力部の可変抵抗と帰還回路の可変抵抗でしょうか。
Fuzz Face系のファズには相性問題と呼ばれる現象があるんですが、入力直後の可変抵抗である程度色んな機材に対応できるようにしているみたいです。とは言え完全に解消するのは不可能なので、あくまで微調整程度に捉えておくべきですね。
次にPWという可変抵抗のある帰還回路。これはFuzz FaceのModにもありますが、歪み方を変えたり出来るので良いModだと思います。
改造するならやはり出力部のコンデンサでしょうか。
お好みで近い範囲で交換してみたり、バイパス状態にしてみるのもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Fuzz Faceの派生ではありますが、同じツマミ数のFuzz Factoryとはまた違ったファズなので作ってみると案外面白いと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました(^▽^)/
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